【みんみん生き物調べ】みんみん周辺のオキナワアオガエルと外灯

最近、末吉公園の外灯が、明るいものに付け替えられているのをご存じでしょうか。付け替えに伴って、点灯と消灯の場所やタイミングも変えられているようです。みんみんの周辺の外灯(外灯1、外灯2)については消してもらっていた(少なくとも外灯1)と思っていたのですが、今は、点灯時間は異なるもののどちらも点灯しています(地図参照)。どうも、この外灯の改変がオキナワアオガエルの繁殖に影響を与えているようです。

みんみんでは、毎年オキナワアオガエルの産卵が見られます。見られる場所は、中庭の水がめと入り口付近のタフブネの2か所です(地図参照)。タフブネがあるのは以前防水シートで池を作っていた場所で、漏水がひどくなったのでタフブネに水を張るようにしています。

オキナワアオガエルは、日暮れから鳴き始めますが、曇天だと日中でも鳴くことがあります。そのため、当初は、多少の明かりは大丈夫かもしれないと考えていました。今年は、鳴き始めるのが遅かったので、その内と考えてもいたのですが、水瓶周辺で鳴き始めてもタフブネ周辺では鳴き声が聞こえないことで外灯の影響が気になり始めました。影響を確信したのは、夜10時前後に公園を散策した時です。外灯1が消灯するとタフブネの周辺からも鳴き声が聞こえ始めたのです。タフブネ周辺では外灯1によって鳴くという活動が阻害されていたことになります。

昨日と今日のみんみん周辺でのオキナワアオガエルの鳴き声の有無を調べて表にまとめてみました(表参照)。外灯の影響が明確になっていると思います。

鳴くという活動が阻害されるのは、単純に照度でないかも知れません。外灯がついていることによって通行する人の頻度が異なることも関係しているのかもしれません。いずれにせよ、外灯の付け替えが生き物たちに影響を与えているのは間違いないと思います。

末吉公園は、沖縄県の鳥獣保護区です。貴重な自然が残る那覇市の宝だと思います公園管理者の那覇市には末吉公園だからこその自然に配慮した外灯の在り方を再考していただくよう希望します。

みんみん以外の場所でもオキナワアオガエルの鳴き声が聞こえなくなっている場所があります。来月からは、ホタルの観察会も始まります。

       沖縄自然環境ファンクラブ代表 藤井晴彦

水がめとタフブネ、外灯1と2の配置図

外灯1の周辺の様子
手前の右奥に水を張ったタフブネが3つあります。これまでのところで産卵は行われていません。外灯1は10時に消灯します。

外灯2の周辺の様子
奥にみえるのが外灯1です。外灯2は朝まで点灯しています。

この件とは直接関係ありませんが、外灯2の周辺では子どもたちと植栽したアマミアラカシの枝が雑に切り払われているのも気になります。

外灯1が点灯している間は、タフブネ周辺から鳴き声が聞こえません。外灯がオキナワアオガエルの活動に強く影響を与えているようです。