【講師派遣】 風の音保育園(八重瀬町東風平)

8月20日、子どもたちと園の畑でミミズを捕まえて観察しました。

「ねえ、今日は何するの?」という子どもたちに、「今日はミミズを捕まえて観察しよう!」と言ったら、帰ってきのは、「いや、やりたくない」「こわい」「さわれない」「みたくない」といったネガティブな返事でした。

とりあえず、畑に行ってみると、思いのほか土が固くて子どもたちに持たせた小さなスコップでは歯が立たないというアクシデントがありましたが、どうにか一人一匹以上のミミズを捕まえることができました。2匹、3匹捕まえた子どもはとても得意そうです。いつの間にかミミズは人気です。

ミミズに頭とおしり(前後)があるかどうか。

ミミズに足があるかどうか。

ミミズに目があるかどうか。

ミミズに口があるかどうか。

ポイントをいくつか決めて観察を始めたけど、みんなそんなの関係なく手に乗せたり、つついたり、思い思いに見ています。

「よく観察したら、ミミズの絵を描いてね」

ミミズの口に唇があることに興味を示す子もいましたが、絵にはなかなか反映されません。画の対象としてミミズは面白みが感じられないのかもしれません。

そんな時、「ミミズがうんこしよった」と一人が言った途端、みんなの目つきが変わって、その子の周りにみんながあつまりました。「うんこ見せて」 「うんこ、うんこ、うんこ」「いいな、もっと、うんこしないかな」

絵を描くのに集中できなくなってきたので、みんなで畑にミミズを返しに行くことにしました。

「いっぱい遊んでくれたミミズに、さようならを言って元の場所に逃がしてあげようね」

「はーい」、「はい」、「わかった」元気な返事の中に

「いやだ、せっかく友達になったから、もっと一緒にいる」泣き出しそうな子がもいました。

こどもの感性は色々です。一筋縄ではいきませんね

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