ヒロハサギゴケ
ヒロハサギゴケは、末吉公園で最近気になる植物の一つです。
末吉公園のトイレからリュウキュウマツが植栽されている長い階段階を下りる途中で目にした記憶はあるのですが、最近、その周囲一面に相当広くびっしり生えているのに気が付きました。
「沖縄の身近な植物図鑑}(林正之、名嘉初美、2022)によると東南アジア原産、温室等のグランドカバー、時に木陰に帰化とあります。「那覇・末吉公園を歩く 楽しい植物ウォッチング」(身近な植物を見る会編、2019)や「末吉公園で見つけた草本たち スケッチ画で楽しむ沖縄の植物」(植物観察とスケッチ画を楽しむ会編、2024)に掲載されていないので、最近までノーマークだったのだと思います。
低く地面を覆っているので、目立ちにくい植物ですが、葉の裏が赤紫色なのが特徴的で誰でも容易に識別できそうです。
今のところ、ヒロハサギゴケの侵入にどんな問題があるのかは分かりませんが、ヒロハサギゴケが分布を拡大する背景には、公園管理のやり方が関係している可能性もあるので、状況をすこし調べてみたいと思っています。

階段の隅っこなどを覆うように生えています。

場所によっては地面をびっしり覆っています。

小さな花を咲かせます。

葉の裏が赤紫色なのが特徴です。