末吉公園夜間の利用者
みんみんは、県の鳥獣保護区である末吉公園の豊かな自然を生かした自然体験や環境教育を行う子どものための施設です。そのため、末吉公園の自然はできるだけ壊さずに残してほしいと強く願っています。
自然豊かな場所に設置された外灯の過度な照明は、そこに生息する野生動物に強く影響を与え、子どもたちが自然と触れ合う機会を奪っていることが懸念されます。以前から、必要性の低い外灯の消灯、特に林内に設置された外灯の消灯を要望していますが、利用者の安全確保を理由に却下され続けています(一部林内については、那覇市の環境保全課からの要望により、ホタルの繁殖に配慮するという名目で4月から9月だけは消灯が行われるようにはなっていますが、・・・)。
最近、公園の外灯が照度の高いものに変わったり、増設されたりして以前より明るくなっているのが気になっています。
再度、公園管理課に対応を要望するとしても、夜間の公園利用の実態をまずは明らかにする必要があると考え、外灯が設置された遊歩道の利用者調査を行うことにしました。
11月21日から23日まで、まだ3日間しか行っていませんが、夜間の利用は極めて限定的であることが示されました。

以前公園管理課から入手した末吉公園の外灯設置図。
たくさんの外灯が設置されているが、現在は、さらに増設されているのでこれより多い。
環境保全課の要望で4月から9月の期間消灯しているのは、⑯から⑲の区間。この区間もいつの間にか増設されている(なぜ?)。
22時以降は、必要のない部分の消灯を行うと聞いていたが、⑯~⑲の区間を含め、公園中ほとんどの外灯が点灯され続けている(なぜ?)。

3日間の延べ利用確認数は11名です。
21日は、みんみんの北側の駐車場で車に乗り込む人を3名確認しただけです。ほかの場所では人の姿を確認できませんでした。駐車場にいた人は、公園ではなく駐車場だけの利用の科野性が高いと思われます。
22日は、懐中電灯をつけて瀧見橋付近の外灯のない場所にいた学生風の3名とみんみんのあたりにいたカップル2名、中央駐車場のベンチに座っていた1名の計6名。
23日は、ハーブ園の周辺でたむろしていた1名とトイレの周辺を歩いていた1名。
トイレの利用者には、照明が必要だったかもしれないが、煌々と公園中を明るくする必要性のある利用は見られなかった。

公園の利用者の確認地点。黄色□が21日、赤〇が22日、白△が23日。夜間の公園の利用者は少なく、その多くは開けた場所を利用している。黄色□は、林内だが、懐中電灯を持っている利用者であり、外灯の照明を避けて活動していた。

3日間の踏査ルートの軌跡(GPS)。


