9/3みどりのトカゲ探し~緑のトカゲの見分け方~
9/3(土)は子ども向けの観察会「みどりのトカゲ探し」を行いました🦎
当日は11名、那覇市におすまいの1歳から10歳までのお子さんと親御さんが参加してくれました✨
このイベントは、末吉公園にすんでいるトカゲについて詳しく知ってもらおう、
トカゲたちのピンチも知って守っていけたらよいなと思い始めたものです。
グリーンアノールのトラップにかかったキノボリトカゲのレスキューをしていると、
「トカゲを捕まえたい」「飼いたい」「グリーンアノールを見たことがない」などのご意見を頂くことがあります。
また、「グリーンアノールを見たよ」と聞いたので写真を確認してみたら、アオカナヘビだったり、
「キノボリトカゲを見たよ」と聞いて写真を確認してみたら、グリーンアノールだったりしたことが時々あったので、
みんなに沖縄のトカゲと外来のトカゲをしって欲しいなと思って始めたものです。
ということで、今日は沖縄島にすんでいるトカゲ、特に緑色のトカゲが主役です。
まずはじめに室内で、沖縄にすんでいるトカゲ全種と、その中でも①グリーンアノール、②キノボリトカゲ、③アオカナヘビについて
オスとメスの違い、好きな生息場所、分布域などを詳しく説明しました。
説明の時にご参加者に緑のトカゲを見たことがあるか尋ねたところ、海軍ごう公園や漫湖公園で特定外来生物のグリーンアノールを見た、アオカナヘビを見た、と教えてもらえました。
説明の後は野外で観察会です。
この日は暑かったので、なるべく涼しいところを歩いてもらおうと、日陰の園路を歩きました。
キノボリトカゲ
公園内にあるグリーンアノールアノールの粘着トラップを観察
子ども達は普段から探して遊んでいるのか、アオカナヘビやキノボリトカゲを探すのがとても上手でした。
キノボリトカゲは茶色の幼体から色鮮やかな成体、アオカナヘビ(すばやく逃げるので大人も見つけにくいです)もたくさん見つけてくれました。
グリーンアノールも1個体トラップにかかっていない個体を見つけていました。
1時間ほど散策して、戻ってきてからはトカゲの塗り絵をしてもらいました。
塗り絵は特徴(とくちょう)を覚えてもらうことができるという利点のほかに、
自分で絵を描くことで作品を作ることができる楽しさもあります。
ふりかえりでのアンケートでは、「これからあなたがするべきことは何ですか」という質問に対して、
「レスキューをする」や「(絶滅危惧種なので)もうアオカナヘビはとらない」など嬉しいコメントももらえました。
ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございました。
また末吉公園や、森の家みんみんにいらして下さいね。
10/27 追加記載
※末吉公園について、グリーンアノールの罠にかかった在来種は、沖縄県事業の受託者及び沖縄自然環境ファンクラブでもレスキューの際に細かく記録しています。罠にかかった在来種やグリーンアノールを無断で外さないようお願いします。