末吉公園内消灯の調整会議
遅くなりましたが、先日行われた消灯の調整会議の内容をまとめました。
鳥獣保護区の公園の価値とか市民利用の実態とかを明らかにしてから、どうしようという流れにしたかったのですが、力量不足でそうはならなかったのが残念です。自然が残っていることによって受けられる市民サービスの価値もうまく共有できませんでした。みんみんにいると、外灯が明るくなって夜の観察会がやりにくくなったとか点灯に関する苦情を耳にすることが多いので、環境保全課職員までも多くの市民が点灯を要望していると認識していることもショックでした。
環境保全課が公園管理課に消灯依頼を提出すれば、とりあえず北側の外灯の常時消灯が行われることになりました。
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2026年1月14日 末吉公園の消灯の調整会議
環境保全課(2名) 公園管理課(2名) みんみん(3名)
●環境保全課による調整会議の趣旨説明
外灯点灯による末吉公園の自然環境への影響がみんみんから指摘されている。環境保全課は、ホタルの繁殖等に配慮して4月から9月まで公園北側の外灯の全消灯を依頼・実施しているが、さらに消灯をするよう要望があがっており、安全管理に配慮しながら、どこまで消灯が可能なのかを公園管理課と調整したい。
●みんみんによる末吉公園の外灯管理の経緯の確認
(経緯を共有するためみんみんの認識を説明し、確認した。)
・以前は(少なくともみんみんができた頃)、公園の外灯は22時に全部消灯していた。駐車場の出入口を21時に施錠するが、その後安全に公園を出るために1時間点灯を継続すると説明を受けたことがある。
→以前、22時に全消灯していたという記録はない。点灯するように変更した認識はない。(公園管理課)
・その後、いつのころからか22時を過ぎても点灯する外灯が出てきた(およそ半数)。どのような経緯で点灯が行われ、どのような基準で消灯する外灯と点灯を継続する外灯を決めたのか教えてほしい(自然度の高い場所に安全管理では説明できないような点灯継続がある)。
→半数消灯は、R5のESCO事業の中で他の公園同様に省エネのために実施するようになったのではないか。当時、どの外灯を消灯しどの外灯を残すのかをどんな基準で決めたのかはわからない。(公園管理課)
→自殺があった場所に外灯をつけてほしいという要望があったのではないか・(環境保全課余談として)
・現在、末吉公園では、3系統の外灯管理が行われている。①安謝川より北:22:30まで全点灯、その後半数消灯(年度明けから22:30を22:00に修正)。➁安謝川より南(みんみん側):22:00まで全点灯、その後半数消灯。③安謝川より南(管理棟側):21:00まで全点灯、その後半数消灯。このような複雑な管理を行う理由を教えてほしい。
→場所によって消灯時間が異なっているのは何らかの手違いだと思われるので、消灯時間は早いもの(22:00を想定)にそろえるようにした。21:00に消灯しているものがあることを認識していなかったので、消灯時間については改めて検討したい。(公園管理課)
・外灯は以前に比べて増えてきている。どのような手続きで増やしているのか(特に人の利用が少なく、自然度の高い場所への増設)。環境保全課と協議しているのか。
→経緯はわからない。増やしているという認識はない。(公園管理課)
→関与していない。(環境保全課)
●みんみんによる夜間の公園利用の実態に合わせた外灯管理の要望
・利用者の安全を理由に利用のない場所で外灯を点灯し続けるのは無駄だと思われる。昨年簡易的に実施した夜間の利用実態調査の結果(夜間の利用が多いのは、ホタルの観察会が行われる時期に限られ、その時の利用者は外灯を必要としない。それ以外の時期の夜の公園利用者は極めて少なく、外灯を必要としない生物調査の利用者の利用の割合も高い)を示して、利用実態を踏まえた外灯管理を要望した。
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●みんみんによる鳥獣保護区としての外灯管理の要望
・末吉公園は全域が県の特別鳥獣保護区である。那覇市には「鳥獣保護区だからこその自然に配慮した公園管理」を行ってほしい。外灯の管理についても、他の公園と同列にするのではなく、極力自然に配慮したものにしてほしい。4月から9月の期間、北側の外灯(玉城朝薫の記念碑から滝見橋の間)はホタルの繁殖と環境保全を理由に全灯常時消灯を行っている。全灯常時消灯を初めて20年以上が経過するが、特に苦情が上がっていない。このことは、末吉公園の自然保護については市民に一定の理解が根付いている表れだと思われる。10月から3月は点灯が再開されるが、オキナワアオガエルの繁殖等、森の生き物に影響がでることが分かってきている。鳥獣保護区の保全策として全灯常時消灯の期間の延長と範囲の拡大を要望した。
→鳥獣保護区だからといって外灯を消す義務はない。外灯をつけてほしいという市民の要望を断る理由になりにくい(環境保全課)
→末吉公園を訪れる人は、末吉公園の自然(自然からの市民サービス)を目当てにしている人が多い。だとすれば、鳥獣保護区の豊かな自然を守ることでより良い市民サービスが提供できることをもっと積極的にアピールするべきではないか。(みんみん)
→みんみんは自然体験や環境教育の市民サービスを行っているが、末吉公園の自然が劣化すればそのような市民サービスが維持できなくなる可能性がある。市民サービスのために消灯するという理屈は通るのではないか。(みんみん)
→期間限定で全灯常時消灯を行っている区間については実証済みなので、すぐに消灯期間を延長したい。その後1年くらい様子を見てから、全灯常時消灯の範囲拡大を行いたい。(公園管理課)
→すぐに消灯する箇所をもう少し増やしてはどうか(環境保全課)
→すでに実績のある場所以外については、依頼してもらわなければすぐに消灯しにくい(公園管理課)
→みんみんの周辺の他、常時消灯してほしい場所がある。点灯によってアオガエルの繁殖が阻害されたり、野鳥がねぐらに使わなくなったところがある。(みんみん)
→消灯は系統に分かれた配線で行われているので、同系統内を部分的に消すのは技術的に難しい(公園管理課)
●協議の結論
・公園管理課は、現在まちまちの消灯時間を早いものに合わせる。
・北側の外灯の年間を通しての消灯に加えて、みんみん周辺等の消灯を環境保全課から公園管理課に依頼する。
・公園管理課は、北側の外灯についてはすぐに常時消灯を実施する。みんみんの周辺等消灯依頼があった場所については技術的な問題がなければ消灯する。その後、1年ほど様子見て、常時消灯の拡大を検討する。
・常時消灯の実施に際しては、自然に配慮した消灯であることを明確にする。


